シルクスクリーンの手捺染

何年か前から興味を持ち始め、1年少し前からその具体的なつくり方を少しでも学び始めた「シルクスクリーンによる手捺染(てなっせん)」という方法で、現在のところROCO'sの布地は作っています。 製品の形にした物の注意書きなどにも「手捺染のためムラやかすれ、また版ずれなど・・・・」と記載しますが、多くの方にはもしかしたらピンとこないかもしれないなぁ、と思うので、一目でピン!とくる画像を、今日はご紹介です。

じゃーん。 手捺染をしているわたくし、ROCOです。

ちょうどインターンとして勉強に来ていた美大のコがアシスタントについてくれて、撮ってくれました。ありがとう。

デザイン(=絵柄)は、今年の新しい柄、「Ke ua nei」です。(出来上がったときの写真はこちらの記事→) 青く見える部分が「シルクスクリーン」です。細かい細かい網目状の「紗」あるいは「メッシュ」と呼ばれる布地状のものが、枠にピンと張られていて、柄のところ以外はその網目が塞がれていてインクが通らないようなしくみになっています。

この「版」は、色の数だけ用意されます。「Ke ua nei」は3色使われているデザインなので、3版あります。

一色ずつを繰りかえし、繰りかえし、刷って置いてゆくというやりかたです。

傾斜している台を「捺染台」と呼びます。わたくしがお世話になっている八王子の工場「奥田染工場」さんでは、この捺染台は25mほどあります。捺染台二台に白い布地を貼り付けると、(諸説ありますが多く)「一反」と言われる50mほどがつくれることになります。

写真は、2版目を刷っているところですね。レフアの花の色のところ。

3版あるので、単純に、この25mの布地を仕上げるのに、75m分繰り返すということになります(往復は実は、150m分します)。

大変、というよりは、この、絵柄が出来上がっていくという、ハイライトとも言うべき行程は、アドレナリンが出るかのような高揚感に包まれていて、大興奮です!うぉーーっ!って感じです。 やっている時はアドレナリンに助けられているのでうまくわからないのですが、日ごろロクに体を動かさない私は、この作業をした翌日の体は、あちこち思わぬところまで痛んで使い物になりません・・・・トホホ。

職人さんのすごさをあらためて思い知る、翌日です。

こんなふうなやりかたなので、短時間での大量生産、というのは、なかなか出来ない布地になります。

それでも、手でシルクスクリーン捺染をする良さは「深みと味わい」かなと思います。

色の出方が違うと思いますし、今の価値観では往々にして「製品としては悪」扱いされがちな「版と版のかさなりあった部分」も、わたくしにはどうしても、いいもの、としか思えません。ヴィンテージ!しびれる!って、思っています(笑)

(Ke ua neiにもそんな、染料の重なった部分があります、どうぞ、展示の会場にてお確かめくださいね)

わたしはまだ、あまりにもヒヨッコなので、書いている内容も、写真のありさまも、もしかしたらどこか、間違っているかも、おかしいかも。

そんな等身大のBlogとプロダクトですが、どこかの誰かに「へー?!」って思ってもらえたら、幸いです。

末筆ですが、奥田染工場さん、いつもほんとうにありがとうございます。

Special thanks to OKUDA PRINT CO., LTD. , Hachiouji, Japan. http://www.okudaprint.com/

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■2016年ROCO's出展予定(現在決まっているもの)

4/23(土)-24(日) 「LOVE HAWAII Collectin2016」於:横浜大さん橋ホール (「ALOHA Resort Collection」ブース内一角になります)

5/15(日) 「鎌倉プチロックフェスティバル」於:鎌倉海浜公園

8/5(金)-8/11(木) 「ハワイのてざわり」於:広尾プラザ内ギャラリー広尾

10/1(土)-10/10(月) 「極楽寺・稲村ガ崎アートフェスティバル」 --- 今までよりも、たくさんの人にお目にかかれそうで、今からワクワクしています。

どうぞ、お近くの会場にぜひ、お越しくださいね。

#Handprint #Textile #染め

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