工場見学ツアー

繊維関連の工場見学ツアーに連れて行っていただきました。製作の時期がちょうど一致していたから、ラッキーでした!

最初は、「神奈川レース」さん。 布地全体に刺繍がほどこされたような、うっとりする陰影を投げかけてくれる布地って、あるでしょう。あぁいうのが作れるところです。

とても大きい機械で、何mもの布に、一気に刺繍をほどこしてゆくのです。

高嶺の憧れのあんなデザインやこんなデザインが進められていて、詳しくお見せできないのが残念。

機械がやっている作業だけれど、それはとても繊細で、ほんとうにしばしば、人の手が入り、緻密に作業が進められていました。こんなにもマンパワー?!とびっくり。

美しい製品になるまでのひとつひとつの行程は、とにかく、マンパワー。

この女性の仕事は、機械任せで詰めきれなかった、糸飛びやほつれを、なんと手作業で、まったく同じように補填・修復する作業!そしてその手仕事はほとんどアート。朗らかにお仕事されていました。

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お昼の時間なのでごはんです。

パンを買いに「オギノパン」

わたしがたべたのは、揚げたてカリッカリのカレーパンと小ぶりなあんぱん。

すぐ売切れてしまうカレーパンも、なくなってもすぐに揚げてくれていました。おいしいー。

服部牧場も行きましたが、割愛。

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次は「岡村織物」さんへ。生地を織っているところですね。

以前、山梨県のリネン工場を訪問しみせていただいたときにも思った、あたりまえのことなのですが、布地って、縦糸と横糸からできていて、それを交差させて、できているのですよね。機械は発達すれど、そこはずっと変わらなくて。

こういう↑絵面にいちいち萌えます・・・。

美しい織り。織りって、絵画での「マチエール」のようなものだなとしばしば思います。

デザインの関係上お見せできませんが、ジャカード織りで表現される模様や絵は、データ化して入力がコツコツと手作業だと聞いてびっくり。これもまた、マシン任せでは美しく仕上がらないのだそう。

でも、そういえば、デザインも同じところがあります。ほんのちょっとした線の強弱とか角度とか・・・全部、結局は勘で、手でちくちくと直しますからね。

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最後は「吉田繊維」さん。

とてもたくさんの種類の糸がぎっしりとあって、ないものを探す方が大変そう。 実は残念なことに、わたしはこの工場では少し具合が悪くなってて(より正確にはおなかが空いていて・笑)ほとんどちゃんと見学できていません。。。でも、うずくまって座っているわたしに心配そうに声を掛けてくださった社長の温かさがしみました。ありがとうございます。

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それぞれを見学して思ったこと、感じたこと。

日本の技術とクオリティはとても高い。それは、ひとえに日本人の実直で忍耐強い気質が支えてきた成果だということ。

日本を支えてきた産業は、いま、とてもか細く消え行く危機にさらされているということ。

コストダウンを求めて海外に作業を委託すると、技術も海外に流れてゆき、遠くない将来には日本の手に残るものが空っぽになってしまわないかしらという不安。

日本人が欲しいと思うものを、日本人が仕事してつくって、ちょっと大変な価格でやっと手に入れて、すごく大事にして、文化の灯火に風を送り続けて・・・っていう循環を、今一度するのは、難しいことだろうか。

考えたいことがたくさんうまれた、一日でした。

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末筆ですが工場ツアーに連れて行ってくださった奥田染工場さん、ありがとうございました。

#Textile #繊維

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